PREP法ってよく聞くけど、どう使えばいいの?
これ使うと本当に文章力があがるの?
構成力が鍛えられるので、確実に文章力がアップします!
PREP法とは?
PREP法とは、次の構成で文章を作成する手法です。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Exsample(事例)
- Point(結論)
まず結論(Point)を伝えて、そのあとに理由(Reason)と、続けて事例や統計情報などの資料(Example)を提示、そして最後にもう一度結論(Point)を伝える、という構成で文章を作成する手法になります。
ビジネスメールや大学でのレポート、Webライティングなど、多くのシーンで有効な手法としてよく知られている文章構成方法ですので、名前くらいはご存じの方も多いと思います。
どういう場面で使えるの?
上にも書きましたが、PREP法は次にあげるような様々な場面で利用することができます。
- ビジネスメールや調査報告書などのフォーマット
- 会議資料
- 大学レポート
- ブログなどのWebライティング
また、日常会話でもPREP法の構成で話をすると相手に意図が伝わりやすいことから、会話術としても応用することができる手法だったりします。
PREP法の効果
PREP法では、はじめに結論を伝えることで読み手へ意図が伝わりやすいという効果があります。
また、結論と理由・事例をはっきりと分けて書くことになるため、使い続けていくことで
- どういった理由で/なぜ
- 具体的例は~
- このため結論としては~
といったことを常に考えるようになり、何かを説明するときに話題を分割して整理するクセが自然と身についていくため、基本的な文章力自体も底上げされていきます。
PREP法の正しい使い方
最初の結論は簡潔に
最初の結論(一つ目のPoint)は、読み手に印象を与えるパートになりますので、できるだけ簡潔に記載します。
その理由が適切かどうかを必ず検討する
結論をささえる理由(Reason)のパートでは、記載する内容が結論につながる理由として適切かどうかをきちんと考えます。
一見すると問題がないように思える理由でも、実際に文章に起こして再読してみると、結論につなげるには矛盾がある場合や、理由として弱いと感じる、なんてことが意外とよくあります。
場合によっては適切な理由がみつからない、または別の結論を示す情報が見つかったために、結論から変更せざるを得ない、ということだって十分あり得ます。
このため、理由の部分を記載する際には、情報をしっかりと収集・確認したうえで、書いた後も内容が適切かどうか、必ず一度見直しをします。
事例は必須ではない
事例(Example)のパートでは、Reasonパートに記載した理由を補強する、実際にあった事例の紹介や、証拠となるデータを提示します。
しかし、話の内容によっては、具体的な事例や公表されているデータなどが存在しない場合もあると思います。
そういった場合は、Exampleパートを省略してしまう、というのも一つの方法です。
実のところ、Reasonパートの説明がしっかりとできている場合は、Exampleパートについては省略してしまっても問題はありません。
もちろん、PREPすべてのパートがそろっているほうが、より説得力が増しますので、そろっていることに越したことはありません。
しかし、どうしても適切な事例やデータが見つからない場合は、いっそのことExampleパートを省略し、その代わりとしてReasonパートの内容をより充実させる方向に切り替えてしまいましょう。
最後の結論は最初に書いた結論とは少し言葉を変える
最後の結論部分(2つめのPoint)のパートでは、最初の結論とは少しだけ言葉を変えることをおすすめします。
もちろん、最初に書いた結論とまったく同じ言葉を持ってきて最後の結論とする、という書き方でも問題はありません。
ただ、心理学的には、同じ言葉をそのまま繰り返すよりも、同じ意味の内容を違う言葉で繰り返して伝えられたほうがより説得力が増す、ということがわかっています。
ですので、読み手により刺さりやすい文章とするためにも、最後のPointパートは、なるべく最初とは違う表現を使うことをおすすめします。
まとめ
PREP法はいろいろな場面で使うことができる、割と汎用性の高い文章構成術です。
意識して使い続けることで、構成を考える力も自然と身についていくため、あなたの文章力自体も自然と向上していきますよ。
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